自動車をキレイに保つ秘訣

自動車の塗装は、そのほとんどはクリアーコートによって仕上げられています。
新車では生産ラインで機械によって仕上げられ、板金塗装で修理する場合は、塗り手の技術によって細かい差はできますが、新車の塗り具合に近い仕上がりをもとめられます。クリアーコートを含む塗装が終わったあとは、研磨によって艶感を整える作業があります。
塗装後、すぐは一定時間のセッティングタイムと呼ぶ自然乾燥をする時間をおき、焼き付けによる乾燥を行います。
乾燥は塗料に含まれる希釈成分のシンナーが抜け、硬化剤と主剤の反応がおわって定着したことを意味します。
研磨作業は塗膜に直接、バフと呼ぶスポンジ地やタオル地のパッドをつけたポリッシャー(磨き機)で磨いていくので、焼き付けが甘いと塗膜に悪影響を及ぼします。

研磨作業は慣れるまではとても難しい作業です。
コンパウンドという、ワックスとはちがった専用の研磨剤を使い、コンパウンドの目の荒さ、バフの生地との組み合わせを使い分けて磨く必要があるからです。
新車の塗装はコンピューターで制御された機械で塗るため均一の肌(塗膜のミクロレベルの凹凸)で仕上がり、とても綺麗です。
それに比べ板金による補修塗装をされた肌は、技術者によって仕上げられるため厳密には、新車の肌との違いがあります。
そのため研磨作業によって、人の目には判らない程度に肌具合を調整し仕上げます。
業務上で一般的に行われているコンパウンドの使い分けとバフとの組み合わせ

  •  コンパウンド(荒目〜中目)+タオルバフ
  •  コンパウンド(細目〜極細、艶出し)+スポンジバフ

これは一般的なメタリック系、淡色などで仕上げられている塗装に使われる組み合わせで、
ブラックや濃色の塗装の場合は、

  •  コンパウンド(荒目〜中目)+タオルバフ
  •  コンパウンド(細目)+スポンジバフ
  •  コンパウンド(極細、艶出し)+細目のスポンジバフ

というように番手をふやす手間がかかります。
ブラックなど光の反射が強い色は細かい傷などが白く見え、淡色にくらべとても目立ちやすいため、研磨跡ですら目立ってくすんだように見えしまうことがあります。
そのためブラック専用のコンパウンドなども存在し、バフもブラック以外には使わない専用を準備したりもします。

塗装をおえたあとは好みで、コーティングをする場合もありますが、塗装は直射日光や雨の跡などで劣化するので、保護目的にはおすすめです。
雨が降ったあとは出来るだけ水気を落としておくとさらにいいかとおもいます。
ワックスやコーティングは撥水作用のあるものなどいろいろと種類があるので、塗装をきれいに保ちたいかたはぜひ試して見てください。